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「単語」が書けたら、「日記」のはじまり

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イメージ前回、「書く」ことは、心を育む大切な活動であること、そのために日記書きをおすすめしたいことをお話しいたしました。日記を書くためには、さまざまな要素が必要です。その一つとして、「技術の習得」があげられます。まずは、文字が読めて書けるようになることですね。

それには、「書かせる」のではなく「書きたくなる」指導が必要で、前回、一例を紹介させていただきました。


さて、多くの人が「文字が書けるようになる」と「文章が書ける」、「文字が読めるようになる」と「本がすらすら読める」と思われがちですが、それは大きな勘違いです。文章が書けて、読めるためには多くの関門を通らないとなりません。その第一の関門が、今回、紹介いたします「単語書き」「単語読み」です。


たとえば、「つ・く・え」と読んでいるのは、拾い読みと言って、一文字一文字を読んでいるだけで、この段階では、「つくえ(机)」とは、一致していないのです。「つ・く・え」ではなく、「つくえ」と続けて読み、実物と一致した時、言葉として意味を理解し、次のステップに進んでいきます。ご家庭に五十音表があったら、お母さんが指で、いくつかの文字をさして、(例:あ・か)お子さんが続けて、きゅっとまとめて読む(例:あか)遊びをしてみましょう。拾い読みから単語読みへと意識して、続けて読む練習をたくさんしてくださいね。


この「単語読み」は、「拾い読み」と違って、眼球が大切な働きをしています。「拾い読み」の時は、一文字ずつ、目に留めるのですが、「単語読み」は、目が先の文字を読んでから言葉を発していかないとなりません。目が文字を先導していかないと、本はいつまでたっても読めるようにならないのです。


作品A・作品B

さあ、「単語読み・単語書き」ができたら、簡単にできる「楽しい日記書き」のお話をいたしましょう。タイトルは「買い物日記」です。

ご用意いただくのは、チラシ広告。たとえば、スーパーのチラシ広告を見て、自分が買いたい品物を選んで切り取ります。それを、絵日記帳の絵の部分に貼ります。そして、下のマスには、その名称を書けば、「買い物日記」の出来上がりです。(作品A)

今日はスーパー、明日は車、あさってはピザ屋・・・。毎日、いろいろと買い物が楽しめます。日記は、自分の思いの表現です。「買い物日記」は、自分が買いたい物を選ぶ楽しさがあり、そこには気持ちが入ります。ですから、単語しか書いていなくても、立派な日記なのです。

今の時代、「決断」ができずに、人からの指示でしか動けない、指示待ち症候群と言われる受身型の子ども達が増えています。こういう遊びを通して、自分で考え、思いを表現することの楽しさを覚えてほしいと願います。

さらに、発展させていくと、立派な文章を綴ることができるようになっていきます。(作品B)



斉藤 孝子

斉藤 孝子(さいとうたかこ)
シングルエイジ教育研究会 主任研究員
東京こども教育センター教室 取締役


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