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「親と子の距離感」について

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 あなたとお子さんの距離はどれくらい?

チェックしてみましょう

いくつ当てはまりますか?
現代の子どもたちは、昔に比べて自立が遅いとよく言われますが、私は、それは子どもだけの問題ではないと思っています。

子どもがちゃんと自立していくためには、親御さんご自身の自立と、親子のコミュニケーションを良好なものにすることがとても大切だからです。

では、親と子の関係を良好にするにはどうすればよいか?ポイントや方法論はいくつもありますが、今回はその中で、親と子の距離感についてお話したいと思います。

そもそも、人が他人とコミュニケーションをとる上で、相手との適切な距離感というのはとても難しいものです。年齢・国籍・性別・環境などなど、様々な要素によって違ってきますし、その時々の状況や相手次第でも違ってくる、とてもデリケートな部分だから。

振り返ってみてください。人間関係でトラブルが頻発している人はいませんか?「親しき仲にも礼儀有り」が実行できず、周囲に不快な思いをさせている人はいませんか?これらの人たちは、相手との距離感をつかむのが下手な人なのです。そして、もしも、ご自分の中にも思い当たる点があるのならば、お子さんとの関係にも、より深い注意が必要です。

では、程よい距離感を上手にとるポイントは何か?それはズバリ、“心地よさ!”です。これは、兄弟や夫婦など、近い間柄でさえ一人ひとり違うものですので、自分の中での“心地よい感覚”を大事にして欲しいと思います。お子さんと向き合われる時には、その様子をよく観察して、そのご家庭なりに、どれ位がベストなのかを絶えず考えることが必要です。

子どもと親(母親)は、一体化することからスタートします。が、ゆっくりと時間をかけて、成長と共に別々の存在になっていく(親子分離が完成する)のです。その発達の途中で、(1)のように、全てを知っておきたいとやっきになるのはよくありません。管理が強すぎると、子どもたちの成長を妨げることにもなりかねませんので、知りたい気持ちはやまやまでも、どうか、少しずつ、子どもたちの表情や言葉などをもとに、大人からは見えない子どもの側面や知らない部分についても、想像できる余裕を持てるよう努力して下さい。

また、チェック(3)のように子供が構って欲しがった時は、“親と子はそれぞれに別の個体であ
り、時と場合によって、優先順位もあるものなのだ”ということを認識させるよいチャンスでもあります。それぞれの年齢によって対応は違いますが、就学するまでに、ゆっくりと少しずつ距離感を広げてゆき、子どもの問題と自分の問題とを区別し、それぞれに対応できるような上手な距離間がもてるよう訓練してみて下さい。

こうした努力は、親にとっても、人間関係を見直し、他人との距離感をつかむよい鍛錬となります。(2)や(4)のように感情的になりがちなときは、ふっとひと息つく、とか、いったんトイレに立つ、など、ひと呼吸置いてから注意をするように心がけると、“叱りすぎ”が防げますよ。

子どもを育てる醍醐味ではないでしょうか?親子のコミュニケーションをよくしていくことが、お互いの自立に繋がっていくことだと、私は考えます。



山本直美 LITTLE PALS 代表

山本直美 LITTLE PALS 代表 
幼稚園教諭を経て(有)I・S・Cを設立。1歳〜小学生とその親のためのファミリー教室「LITTLE PALS」を東京・横浜で開催し、「親子のコミュニケーションと自立」をテーマにオリジナルプログラムを実施していく中で、家族が共に成長できるよ うアドバイスを行っている“ ファミリーアドバイザー”。また、託児施設や幼稚園のコンサルティング、企業での父親教室など、幅広い活動を続けている。


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