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「デキるパパは子どもを伸ばす」講座 第2回

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 パパが努力すれば、ママは素直に嬉しいものです! 

人間関係のバランスをわかりやすくするために、私が考案した「7つのパイプチェックシート」。なかでも、最も影響が大きいものが「夫婦間のパイプ」です。第2回は、この「夫婦間のパイプ」について、もう少し深く掘り下げていきたいと思います。

  1. 母親とのパイプ――愛情・甘え・愛情
  2. 父親とのパイプ――理性・理想・自立・自信
  3. 兄弟(姉妹)とのパイプ――理不尽さ・葛藤・社会性など
  4. 友達とのパイプ――感・共存・友情など
  5. 他人とのパイプ――信頼・規律・礼儀など
  6. 親戚とのパイプ――協調性・絆・信頼性など
  7. 夫婦間のパイプ――信頼・愛情・安定感など(本能的なもの)

第1回では、上記の「7つのパイプチェックシート」に、ご自身の幼児期の記憶をたどりながら7つの関係性に、どのようなつながりや信頼関係があったのか、5段階(0=全くなし、1=ややあった、2=普通、3=強くあった、4=非常に強くあった)のパイプの本数でチェックしていただきました。

パパとママのチェックシートをお互いにご覧いただき、それぞれの「夫婦間のパイプ」の本数が多い場合は問題ありません。ですが、パパの「夫婦間のパイプ」が少ない場合はママの力が必要です。ママからパパへ、自分の両親の夫婦関係が良かったことを具体的に話したり、両親への思いを話したりと、パパのコンプレックスをママが補いながら、夫婦間で取り成す術を学んでいきます。ところが、夫婦共に不仲な両親の元で育ち、二人とも「夫婦間のパイプ」が欠けている場合はどうなるのでしょう?

パパとママの「夫婦仲が上手くいかない」場合、じっくり話を伺ってみると、幼児期の「夫婦間のパイプ」の本数が共に「0」というケースが非常に多いのです。この場合、特にママは精神的に不安定で、ささいな事にいつも心が揺らいでいます。また、不仲な両親の元で育った男性は、女性のヒステリックな話し方が苦手。ママがパパに向かって不平や不満をぶつけ、文句を言い始めると、耳にフタをしてしまいがちです。そうなると、ママの子育ての大変さや不安はどんどん蓄積され、さらに事態は深刻化し、バッドスパイラルに陥ってしまうのです。ここまでくると、第3者の手を借りなければ、解決に向かうのが難しくなりますね。

教室でも、ママから上記のような相談を受けることがあります。丁寧に時間をかけて話を聞き、まず何が問題なのかを整理し、そして日常生活の中で具体的にどう改善していくのか、一つずつ一緒に考えるようにしています。
最も多い相談は、パパの仕事が忙しく、全く子どもと顔を合わせ無い生活が習慣化していること。この場合は、パパの仕事が忙しいという前提で、できるだけ、子どもや家族との時間を作るよう工夫することから始めていただいています。

たとえば、平日に時間が取れない場合を考えてみましょう。最初は、休日の昼までパパは休む。パパが起きたら、子どもとパパだけでランチを食べに出かける。日頃、ママが食べさせないようにしているファーストフードやジャンクフードであっても構いません。「パパと子どもが、一緒にいる時間を作る」。これが第1の目的なのです。
わざわざ事前に準備をして、イベント的に出かける必要はありません。何度か続けることで、子どもと楽しく関わる時間を作る習慣をつけることができます。夫婦共通の課題、最も大切なこととして認識してくださいね。

夫婦相互理解のプログラム

「夫婦間のパイプ」の強さが、子どもたちにどんな影響を及ぼすのか、おわかりいただけたと思います。では、具体的にどうすれば、このパイプを強めることができるのでしょうか?もちろん、恋人同士の頃のような関係なら最高ですが、現実にはなかなかそうはいきませんよね。そこで、これまで私が接してきた、先輩パパの頑張っている姿から、ポイントをいくつかお伝えしたいと思います。

  1. 初心に帰ってデートする
  2. 記念日を忘れるべからず
  3. まずは耳を傾け聞いてあげる
  4. 長所を言葉にして褒めてあげる
  5. 一緒に食事をする
  6. サプライズを作る
  7. 交換ノート、手紙を書く

大切なのは「ママへの配慮を忘れていないよ」というサインを、送り続けること。パパが努力すれば、ママは素直に嬉しいものです。
ぜひ、初心に帰って夫婦間のパイプを強化・再生すべく「夫婦相互理解のプログラム」にトライしてみて下さい。
次回は、親と子の「自立度」について取り上げたいと思います。
・7つのパイプチェックシートのダウンロード(PDF/888KB)


【今回のひとこと】
ママとのデートは、ふだん家族で行かない所に行きましょう

山本直美 LITTLE PALS 代表

山本直美 LITTLE PALS 代表 
幼稚園教諭を経て(有)I・S・Cを設立。1歳〜小学生とその親のためのファミリー教室「LITTLE PALS」を東京・横浜で開催し、「親子のコミュニケーションと自立」をテーマにオリジナルプログラムを実施していく中で、家族が共に成長できるよ うアドバイスを行っている“ ファミリーアドバイザー”。また、託児施設や幼稚園のコンサルティング、企業での父親教室など、幅広い活動を続けている。



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