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「世界最高の子守唄」【Vol.5】

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 今回からコーナータイトルを変えました。理由ですか?じつは我が家に待望の長男が誕生したからなんです。2月3日、生まれたてのほやほやです。これからはパパ視点で、子供に聞かせたい、家族で聞きたい、あるいはママのリラックスにも使えそうな素敵な音楽を紹介していきますので、皆様よろしくお願いします。

 さて、プチリニューアル第1回目のテーマは「世界最高の子守唄」です。

Joao Gilberto(邦題「三月の水」/ジョアン・ジルベルト)

 妻の妊娠期間中、胎教用になりそうな曲を集めて、プライベートCDを作ることが楽しみでした。夫としてできた唯一のサポートだったかもしれません。誕生後の今も、この作業は続いています。これほど幸せな選曲を今まで経験したことがないというのがやめられない理由でしょうか。楽しげなもの、和やかなもの、まどろむようなもの・・・。次々にイメージが湧いてきます。あれこれ悩むこともなければ、生みの苦しみもありません。創作意欲もありすぎて困るくらいです。もしも自分がミュージシャンだったら、きっと曲の一つや二つ、さらっと書き上げて、子どもに歌って聞かせているだろうと思います。

 「ボサノヴァの神様」と呼ばれ、「孤高」という形容がふさわしいジョアン・ジルベルトにも微笑ましい父親の横顔を覗かせる、特別に愛らしい一曲があります。愛娘べべウ(Bebel)に捧げた、「Valsa」、別名「Bebel」という曲で、1973年のアルバム『Joao Gilberto』に収録されています。ギターを軽やかに爪弾きながら嬉しそうにハミングする姿からは、ジョアンを神格化させている「常識はずれ」の「気難しさ」や「変人ぶり」を想像することはできません。「独りぼっち」な感じとも無縁です。この曲に限ってはジョアン・ジルベルトが「遠く」にも「上の方」にも聞こえないのです。ジョアンだって子どもの前ではこうだよなと、ひとりの父親として強く共感、共鳴できるものがあります。これはギターと声と最小限のパーカッションによる、喜びの歌そのものです。まるでゆりかごが揺れるようなワルツのリズムに、力の抜けた、柔らかで嬉々としたジョアンの声。この組み合わせ、世界最高かもしれません。

ママのコメント
子どもよりパパに聞かせたい。「あなたも、こうよ」って。

テキスト 木慶太

選曲家・DJ兼1児のパパ。USENの人気チャンネル「JAZZ STATION」、「usen for Cafe Apres-midi」の番組制作のほかに、アパレルの店舗BGMやブライダルの選曲を手がけることも。DJとしてはブラジル音楽を中心とした選曲に定評があり、コンピレーションCDの共同監修やライナーノーツの執筆なども多数。

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